Webサイト(ホームページ)やブログに動画を載せる効果とは



昨今ではインターネットでの情報収集を、YouTubeやSNSの動画で行っているというユーザーが増えてきています。インターネット上でいろいろなサービスの動画コンテンツが溢れており、テキストの文字や静止画像のイメージだけでなく、動きや音もある映像の方が理解がしやすい。そのようなことから動画で情報収集するユーザーが多く、まさに今は動画時代とも言えるでしょう。

WebサイトやSNSなど、インターネット上で使用していくために作られたWeb動画は、YouTubeなどのプラットフォームで公開しつつ、Webサイトと連携していくなど、動画の活用方法はさまざまです。
Webサイトでは、動画データをそのまま埋め込むこともできれば、YouTubeなどの動画配信プラットフォームで配信している動画を埋め込むこともできますので、ユーザーに合わせたコンテンツ作りとしてWebサイト内で動画を活かすことができます。

どのサービスでも「わかりやすい」「使いやすい」ものが好まれます。
ホームページやニュースサイト、ブログなど、Webサイトに動画を載せることで、ユーザーが求めるかたちで情報を伝えることができるでしょう。

そして動画を活用することで、Webサイトにも良い効果が得られます。

動画を載せることの効果


動画コンテンツはテキストや画像だけと比べて、より多くの視覚的な魅力を伝えることができます。
人間の5感の情報能力(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)の中で、大半を占めているのが視覚と聴覚になります。Webページでのテキストと静止画像では、テキストに合わせて画像を使うことで得られる情報が多くなるほか、イメージが結びつきやすくなるので情報の理解度が高くなります。

これは普段の生活でも同じですが、買い物する際にテキスト情報だけだと、食品であれば美味しさが伝わらないですし、商品ですと姿形がわからなければ商品名だけでそれが何なのか想像がつかないでしょう。
テキスト情報だけだと伝わりづらい部分も画像を含めることで想像することができます。

そして、動画を使って映像で情報を発信することで、視覚だけでなく聴覚でも情報を得ることができます。
旅行やアウトドアに関する情報であれば、カメラから見える風景であったり人物の目線で見える景色にあわせて、実際の音が入ることで臨場感が伝わり、得た情報から興味をそそられます。
テレビCMやインターネットの動画広告でも、同じ経験をされた方もいるでしょう。

動きのある映像と音声の情報は、人の感性を刺激させます。

情報の理解が深まる


テキストや静止画像での視覚からのインプットだけでなく、聴覚からもインプットできることで、情報をさらに理解しやすくなります。
映像に利用される色であったり環境音またはBGMの種類、テロップでの重要ワードの強調など、映像によって「楽しさ」「驚き」「幸せ」などさまざまな感情が作用し、共有したい情報が伝わりやすくなります。テキストや画像だけでは伝わらない動きや音があることで、さらに理解を深めることができます。

映像から得られる情報量は、とある研究ではテキストや画像の5000倍とも言われています。テキストと画像だけでは、情報を伝えきれていない可能性があります。

興味や関心は行動に繋がりますので、動画コンテンツの制作においては、どの感情を一番刺激したいかを考えていく必要はあります。

Webページの評価が上がる


テキストや画像だけでなく一緒に動画を載せることで、これまでの情報で興味を持ったユーザーはさらに詳しく知ろうと動画を閲覧することでしょう。Webページに動画があれば別ページに遷移することなく同じページで動画を閲覧できますので、ユーザーはストレスフリーでWebコンテンツを閲覧できます。
そして、同じページで動画を閲覧することで、Webページ上での滞在時間が長くなることから、ユーザーエンゲージメントの向上に繋がりWebページの評価が上がります。Webページの評価は検索エンジンの検索結果に影響を与えるため、SEO効果も期待できます。

もちろん、Webページ全体でしっかりコンテンツが作られていれば、AIチャットボットの検索エンジンにも影響を与えます。AIチャットボットは質問の回答に関する参考URLだけでなく、動画も求めれば参考動画のURLや動画が掲載されているWebページも返してくれます。

YouTubeの活用


動画配信プラットフォームはいくつかありますが、中でも最も知名度が高いのがYouTubeでしょう。無料で利用できることもあり、多くのユーザーがYouTube動画を視聴しています。

YouTube動画も手軽にWebサイトに埋め込むことができます。
多くの方が利用している人気のプラットフォームですので、わかりやすい動画のタイトルにしたり、動画の説明をより詳しくしていくことで、自分たちを見つけてもらえるチャンスは増えることでしょう。

YouTubeは流入元になる


YouTubeでは企業または個人で独自のチャンネルを作成することができるので、チャンネルの詳細情報や各動画の概要欄にサイトのURLを掲載すれば、Webサイトとの連携を図ることができます。

視聴者の感性を刺激する魅力的な動画を配信することができれば、興味や関心が高くなり、チャンネルの詳細情報経由でWebサイトを訪問してもらえます。

検索エンジンにも良い効果がある


通常のすべての検索では、ユーザーの検索ワードによっては上位にYouTube動画が表示されます。また画像検索では、利用しているサムネイル画像が表示されてWebページへのリンクが作られます。
そして、動画の方がわかりやすいと動画検索をされるユーザーに対しては、競合が少なかったり動画のタイトルや説明文でわかりやすく情報を伝えることができていれば、YouTube動画や動画を載せているWebページがトップに表示される可能性が極めて高くなります。

動画検索による検索結果にYouTube動画が上位に表示される



上記は私の個人ブログになりますが、動画を載せていることで関連したWebページとして一番上に表示されています。

Webサイトだけでなく動画でも検索流入を増やしたいのであれば、Webページのコンテンツに合わせたYouTube動画の作成と埋め込みは必要になります。

動画の配信頻度は多くなくていい


YouTubeチャンネルを運用していると、チャンネルの評価を上げることを考え、たくさん動画を配信しなければいけないというプレッシャーを感じることもあるでしょう。
あくまで動画は情報の理解を深めるための補助であり、あまり動画に意識を持ってしまうと本来の業務に支障が出てしまいます。

もちろん、チャンネル人気があることに越したことはありませんが、再生回数やチャンネル登録者数は後からついてくるものなので、YouTuberでなければ配信頻度を気にする必要はありません。
しっかりと想定しているコアターゲットに届けばOKです。
共有したWebページ上で、テキストや画像と共にしっかり情報を伝えることが重要です。

最後に


これまで以上にしっかりと情報を伝えていくには、映像から得られる情報量を活かす必要があります。
コンテンツに合わせて動画を活用していくことで、理解のしやすさからWebサイトの訪問者の満足度を高めることができますし、サイト評価の向上やアクセス増で事業の認知度も高めることができるでしょう。

また、Webページに動画を埋め込むテクニックとして、ごく一部ですが関連記事をご紹介します。


時代に合わせてスマートフォンでも閲覧しやすいショート動画を埋め込むのも、ユーザーはストレスなく情報を得られるので効果的でしょう。

ぜひ参考にしてください。