デジタル時代におけるパソコンの必要性とWindowsとMacの選び方
今や学生だけでなく社会人から定年退職されたご年配の方々まで、すべての人に学ぶ機会が必要となっています。世の中のいろんなところでコンピュータを利用する機会が増えてきています。そうした背景から今後はパソコンに触れる機会を増やして慣れていく必要があります。
ここでよく議論されるのが、パソコンがなくてもスマートフォンだけで十分ではないかとパソコン不要論も聞かれます。
もちろん、昨今のスマートフォンの機能の向上で大体のことはコンパクトなスマートフォンでいろんなことをこなせるようになり、普段から快適な生活を送れるのでパソコンは必要ないんではないかと思ってしまうところですが、何かを学ぶにあたってはコンパクトなスマートフォンではない高機能なソフトを使ったり大きい画面での操作でしかできないこと、また何か調べごとをするにしてもスマートフォンよりパソコンの方が圧倒的に情報量が多いです。
社会においてもスマートフォンだけで業務ができる業種は限られており、多くの企業がパソコンを利用します。それは事務作業的なMicrosoftのExcelやWord、PowerPoint、そして昨今の情報社会ではMicrosoft Accessを使う企業もあります。
働き方としても、パソコン1台で在宅勤務やテレワーク、リモートワークなど、効率的に業務ができる環境を作ることができます。
また、クリエイターでしたら多くのAdobeのソフトを利用しますし、また他のソフトを使うこともあるでしょう。高度な技術が求められる場面では必ずパソコンで作業しなければなりません。
これからのデジタル時代はパソコンも使いこなしていかないと、時代に置いていかれることになります。
ここから問題になっていくところは、WindowsとMacのどちらのパソコンを購入するかになると思います。
どちらのパソコンを選択すると良いかを一般的な目線で説明していきます。
Windows PC
世界中で一番のシェアを誇るMicrosoft製のOSです。
日本でも多くの企業でWindows PCが使われておりMicrosoftのOffice系のソフトはどの職種でも利用されていて、Windows PCではすべてのOffice系ソフトが問題なく快適に使えます。
もちろん今ではMacユーザー向けにもMicrosoft Officeは提供されていてMacでも問題なく使えるのですが、業務系データベースのMicrosoft AccessはMacでは提供されていないので使うことができません。
価格帯としては、Microsoft Officeが入っていないパソコンだと安くて2〜3万円台で購入することができます。
また多くの家電量販店で販売していますので手軽に購入することができます。家電量販店で購入される場合は店員さんに相談しながら決めると良いでしょう。パソコンは詳しくないという方は、とりあえずWindowsにするのが無難でしょう。
特に学生はWindows PCがおすすめかもしれません。
たまにExcelを使うこともありますし、レポート課題などでWordを使うことも。またPowerPointを使って授業でプレゼンすることもあるでしょう。学生生活では多くのMicrosoft Officeのソフトを利用することがあるのでWindows PCを購入される方がいいです。またOffice系のソフトはそのまま社会に出ても利用することが多くありますので、壊れなければそのまま長くパソコンを使っていけます。
Windowsを選んだほうが良い方
- 学生
- 特にパソコンにこだわりがない
- Microsoft Accessを利用することがある
ざっくり言うとこんな方はWindowsを選ぶと良いでしょう。
Mac
皆さんご存知のiPhoneと同じリンゴマークでおなじみ、Apple社が開発しているコンピュータです。
Macはどちらかというとクリエイターが使うのにうってつけのマシンです。
多くの制作ソフトがMacでスムーズに動かすことができます。またMac専用の開発ソフトや動画編集ソフトなどがデフォルトで搭載されていたりApp Storeから無料(有料のものもありますが)でダウンロードすることができます。
Apple社の製品ということでiPhoneやiPadといった同じApple製品とアプリなど多くのことがスムーズに連動できます。Windowsの紹介でもお話しましたが、Microsoft OfficeのソフトもMacに対応しているので普段からOffice系ソフトを利用される方も気にならないかと思います。ただ業務系データベースのMicrosoft Accessに関してはMacに対応していませんので、もしMicrosoft Accessを利用するかたはWindowsを選んだ方がいいです。
Macの購入は、直営店のApple Storeか大型施設内などに設けられているAppleショップ、その他ネットでのAppleのオンラインストアでの購入となります。
価格帯としては9万8,800円〜のMacBook Airから、スペックを上げていくと価格も上がっていきます。Apple直営店やAppleショップでは店員さんと相談しながら決めると良いでしょう。ネットでのAppleのオンラインストアからは選んだMacのスペックを選んでいくと見積り金額が確認できます。
Macを選んだほうが良い方
- クリエイター
- iPhoneなどのApple製品と連動させたい
Macはどちらかというといろんなデバイスを効率よく使いこなす人には使い勝手がよいコンピュータです。
私がWebエンジニアとして多くのソフトを使い、いろんなOSでの作業が必要となるのでWindows PCとMacと両方持っていますが、一般の方はどのような用途で利用するかでどちらかを選択してもらえばと思います。
また、社会人でも学生でも、リモートで仕事・学習をしていくこともあります。
Web会議ツールなども利用していくこともあるので、余裕があればUSB Webカメラやスピーカー等も用意しておくと良いでしょう。
以下の記事で、おすすめのアイテムをご紹介しています。
まとめ
ここでは一般的な目線で説明してきたので、パソコンのスペックに関しては詳しく触れませんでしたが、Microsoftのオフィス系ソフトの利用やWebページの閲覧など手軽な作業であれば、最低限必要なスペック(メモリ、ストレージ、CPU等)として、以下の内容を確認しておきましょう。
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD
CPU:Core i5
上記のスペックよりも性能の低い、メモリが4GBのパソコンもありますが、リモートワークでの仕事や教育機関でのオンライン授業でWeb会議ツールを利用していく場合、インターネットの速度もそうですが、音声のほかにWebカメラ映像のグラフィック処理ができず、音声が遅れたり映像が固まったりしますので、最低でもメモリ8GBは欲しいところです。
CGグラフィックスやゲーム、動画編集等、多くの処理を必要とする場合は、価格は上がりますがもう少し良いスペックを選ぶ必要もあります。
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD
CPU:Core i7
自宅などにどっしり構えるデスクトップPCにするか手軽に持ち運びができるノートパソコン(ラップトップ)にするかは、どういった時に使うかで決めればいいと思います。
私個人の意見では移動や外出時など、どこでも使えるようにノートパソコン(ラップトップ)を選びます。自宅の中だとしても部屋を移動したいときもあるだろうし。
今まで学んできたスキルでこのまま何十年も生きていけると思っているといつの間にか自分が何もできない人間になってしまいます。
進化し続ける時代において現状維持は退化に等しい。
常に新しい情報を入れて多くのことを学び、挑戦していくことが必要です。