Premiere Proでテキストや画像などのオブジェクトを中央揃えにする



動画制作では映像データのほか、テキストや画像など様々なオブジェクトを使っていきますが、配置を綺麗に整える際には、水平方向や垂直方向、または画面中央など正確な配置が必要になることもあります。

Premiere Proでは、エフェクトコントロールパネルの「位置」の項目にあるX軸とY軸で調整を行うこともできますが、正確な中央配置は難しいです。
テキストや画像などのオブジェクトを中央に配置するには、プロパティパネルの設定やプログラムパネルに設定するスナップ機能を使います。

ここでは、Premiere Proでテキストや画像などのオブジェクトを中央揃えにする方法についてご紹介します。

テキストの中央揃え


選択したオブジェクトの編集はコントロールパネルで行なっていきますが、エフェクトコントロールパネルの「位置」の項目はX軸とY軸を数値で調整するもので、コンテンツ量の増減で数値を調整する必要が出てきますし、正確に中央に配置させるのは難しいでしょう。
また、フォントサイズの下のレイアウト調整は、テキストの要素に対しての設定ですので、画面の中央配置とは違う設定となります。

テキストの位置の調整方法



テキストの位置の調整はプロパティパネルで行います。
テキストを選択した状態で、上部メニューの「ウィンドウ」から「プロパティ」を選択し、プロパティパネルを表示させます。

上部メニューの「ウィンドウ」から「プロパティ」を選択してプロパティパネルを表示させる



プロパティパネルの「整列と変形」の項目にある「位置」の設定から、水平方向や垂直方向の中央揃えを選択して、テキストを画面の中央に配置できます。

プロパティパネルの「整列と変形」の項目にある「位置」の設定から水平方向や垂直方向の中央揃えの設定をする



水平方向だけや垂直方向だけ、また左右上下の設定を駆使して左上や右下など、様々な方向への配置が手軽に行えます。

画像などのオブジェクトの中央揃え


画像などのオブジェクトは、エフェクトコントロールパネルのモーションを選択することで、プログラムパネルでオブジェクトが選択状態となり、ドラッグして配置を移動させることができます。(サンプルはロゴ画像)

画像などのオブジェクトの選択



画像などのオブジェクトはテキストと違って、プロパティパネルに位置の設定がないので、スナップ機能を使って配置を中央に調整していきます。

上部メニューの「表示」から「プログラムモニターをスナップイン」を選択して、スナップ機能を有効にします。

上部メニューの「表示」から「プログラムモニターをスナップイン」を選択してスナップ機能を有効にする



スナップ機能を有効にすることで、ドラッグして移動させるオブジェクトをガイド線に吸着させて、ズレないように配置することができます。
これで正確に画面中央にオブジェクトを配置することができます。

ドラッグして移動させるオブジェクトをガイド線に吸着させてオブジェクトを中央に配置する



スナップ機能はテキストの配置調整でも使えます。

以下、ここまでの操作の流れです。
動画(3分)

最後に


まだPremiere Proに慣れていない方は、エフェクトコントロールパネルでX軸とY軸の数値を調整していくことが多かったと思います。デフォルトの設定ではまだ、プロパティパネルが表示されていなく、スナップ機能もそうですが自分で表示させる必要があります。

動画制作ではどちらも、とても便利な設定・機能ですのでぜひ活用してみてください。