Googleスプレッドシートで翻訳ができるGOOGLETRANSLATE関数の使い方
Googleスプレッドシートでは、手軽にいろんな言語に翻訳できる関数「GOOGLETRANSLATE関数」が用意されています。
対応している言語は100種類以上で、利用頻度の高い言語では、日本語、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、中国語、韓国語などが手軽に翻訳できます。
いろんな言語の簡単な単語の意味を知りたい、または翻訳したものをまとめておきたい時には、GOOGLETRANSLATE関数を使うと便利でしょう。
こちらの関数は、Microsoft Excelでは用意されていないので、利用できません。
Googleスプレッドシートの独自の関数となります。
翻訳の正確性は、Google翻訳と同じくらいです。短い単語などは正確に翻訳できることもありますが、文章になるとかなり正確性にかけます。ある程度の意味を知りたいくらいでしたらいいですが。
単語帳レベルのものでしたら、GOOGLETRANSLATE関数は使えるでしょう。
関数ですので、数式バーで処理を実行します。
ここでは、Googleスプレッドシートで翻訳ができるGOOGLETRANSLATE関数の簡単な使い方をご紹介します。
GOOGLETRANSLATE関数で翻訳
日本語のテキストを、英語やスペイン語、フランス語と複数の言語に翻訳するサンプルで見ていきます。
まずは関数の構文です。
GOOGLETRANSLATE関数の構文
GOOGLETRANSLATE(テキスト, 元の言語, 翻訳後の言語)
翻訳の対象のテキストと元の言語、翻訳後の言語と3つのパラメータ設定とシンプルな構文となります。
元の言語と翻訳後の言語には、言語コードを設定します。
主な言語コード
日本語 ja
英語 en
スペイン語 es
フランス語 fr
ドイツ語 de
イタリア語 it
ロシア語 ru
中国語 zh
韓国語 ko
他の言語については、以下のリンク(Wikipedia)を参照ください。
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ISO 639-1コード一覧
GOOGLETRANSLATE関数は、主に以下の2つのパターンで利用していくでしょう。
決まったテキストを翻訳する場合
GOOGLETRANSLATE("こんにちは", "ja", "en")
セルの値のテキストを翻訳する場合
GOOGLETRANSLATE(B3, "ja", "en")
簡単な単語と短い文章を用意していました。
サンプルでは、セルの値を対象に翻訳してみます。
翻訳を実行するセルを選択して、数式バーに関数を記述していきます。
「=(イコール)」から始まり、関数名を書いていくと候補からGOOGLETRANSLATEが表示されます。
こちらでも構文を確認することができます。
数式バーに関数を記述しましたら、Enterキーを押して実行します。
関数を実行しましたら、セルに翻訳されたテキストが表示されます。
スプレッドシートのオートフィル機能を使えば、数式をコピーしながらセルの番号も移動しつつ、連続した行に関数を実行していきます。
関数が実行されて翻訳されたのが確認できます。
他、スペイン語やフランス語も同じように、言語コードを変更して関数を実行します。
新たに単語や文章を複数の言語で調べたいことがあれば、オートフィル機能で関数を一気にコピーしてあげれば、複数の言語をまとめて翻訳できます。
文章になってくると翻訳の正確性は落ちます。発音も含め言葉の使い方は同じ英語でも国や地域によっても変わるため、必ずしも正しい翻訳ができるわけではありません。翻訳ツールでは明らかに違うなってところもありますが。
使えるとしたら単語くらいでしょうか。
Google翻訳も今後、さらに精度が上げてくれることを期待したいところです。
GoogleスプレッドシートのGOOGLETRANSLATE関数は、あくまで単語や短い文である程度の精度で手軽に翻訳したい場合に利用するとよいでしょう。